今須の永代常夜灯(金比羅大権現常夜灯)
いますのえいだいじょうやとう(こんぴらだいごんげんじょうやとう)





古くは商人たちで賑わった宿場町
江戸時代、宿駅で人馬の継ぎ立てなどの様々な事務を行った問屋場が7軒あったという今須」。関ケ原宿と同じく、この今須宿も地理的に交通の要所として、商人も多数行き交ったとされています。今須中町の西端には高さ1.5mほどの石灯籠「今須の永代常夜灯」があります。これは、かつて(江戸期・1808年頃)は今須が宿場町として賑わっていたことを表しています。その昔、京都の問屋・河地屋が大名の荷物を運ぶ途中、この地で紛失してしまい、金毘羅さまに願をかけて一心に祈ったことで、荷物が出てきたそうです。喜んだ河地屋はその礼としてこの常夜灯を建て、正面には「金毘羅大権現永代常夜灯」と刻まれ、現在まで大切に保存されています。
永遠に面倒を見るのが「永代」
常夜灯とは、一晩中つけておく明かりのことです。街道沿いに設置されている常夜灯は路傍にあり夜道を行く旅人を照らし、道中の安全を守っていました。「永代常夜灯」とは、常に心の不浄を焼き払い、家内安全を祈ることを意味します。当時は灯篭を寄付することは、それにかかる毎日の油代も併せて寄付することを意味し、一般的には、使用する菜種油が必要な量だけ採れる畑を寄付していました。並々ならぬ感謝の表れであったことがうかがえます。
スポット詳細
住所 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字今須3432 |
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アクセス | R21今須交差点から東に徒歩5分 JR関ヶ原駅から南西に徒歩1時間 |
関連リンク | - |